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子どもの居場所活動準備の流れ

①〈見学〉に行こう

 

地域や活動内容が近い居場所さんを、サポートセンター糸でご紹介することができます。

公開されている電話番号から直接居場所にご連絡するのも良いです。

居場所活動の目的や内容はそれぞれの団体によってさまざまで、

たくさんの魅力や良さがあります。。

自分たちのやりたいこと、目的に近い居場所さんを見学することで、

具体的なイメージが持ちやすくなるほか、活動のヒントになります。

見学に行ったとき、運営している方に直接お話を聞いてるのも参考になります。

 

[参考質問]

・活動を始めたキッカケ

・始める前に想像していたこと

・実際やってみて気づいたこと

・活動を継続するコツ

・参加している子どもたちの様子

・食物アレルギー対応の有無や食中毒など衛生管理で気を付けている事 など

 

[見学の時に注意すること]

★見学を行う際は事前に運営団体に連絡し、人数・時間・目的を決めて

 見学の日程調整を行いましょう。

★準備・運営で忙しくされている場合もあります。参加している方にとって

 大切な居場所なので、見学にあたっては配慮が必要です。

★写真撮影を希望される場合は、事前に運営者に承諾をいただき、

 できる限り利用者が写り込まないようご配慮ください。

②活動の〈目的〉を決めよう

 まずはじめに『何故、子どもの居場所をやりたいのか』

『何のために、誰のために、どのようなこと』を行うのかなど

 活動の目的や方向性を決めましょう。

 ボランティア活動になりますので、活動を行うにあたっての 

〈目的〉を明確にしておくことが、活動を継続するための活力となります。

 子どもの居場所の魅力の1つは「多様性」です。

 子どもたちにとってプラスになる、理想とする子どもの居場所を

 イメージしてみましょう。

 

▼参考▼

■広がれ、こども食堂の輪!活動ガイドブック 支える・つながりづくり編(PDF)

 

③活動の〈内容〉を決めよう

 

~立ち上げイメージシートを記入する~

・居場所名

・日時、活動頻度

・支援内容(食事、学習、遊びなど)

・参加費

・活動開始時期 など

活動内容の詳細を具体的に考えていくことが大切です。

無理なく継続できるよう、少しずつ計画を進めましょう。

活動を進めながら内容を変更していくことも可能です。   

★上の画像をクリックするとPDFで表示されます、印刷してご利用ください]

④〈会場〉を探そう

 

無理なく続けることができる会場を探しましょう。

家賃が発生しない(又は低額)の場所が望ましいです。

(設立にあたって、設立や運営資金は基本的に自己資金となります

 設立後に助成金などを受けることができる可能性がありますが、

 家賃や人件費をカバーする助成金はあまりありません。

 しっかりと計画的に場所を決めましょう。)

※子どもの居場所で活用できる助成の一覧はこちらになります​→

~こんな場所が活用されています~

・自宅  ・公民館  ・自営店舗

・地域交流スペース  など

 

~会場を決めるポイント~

・子どもが安全に過ごせる場所か

・活動に十分な広さや設備があるか(遊び、学習、調理環境など)

・駐車場、荷物の搬入、交通量など

・トラブル(を想定した)時の話し合いは十分にできるか

 

 

⑤〈仲間〉を作ろう

・中心メンバー(家族、友人知人)

 子どもの居場所は、1人で運営・活動するのはとても難しいです。

思いに共感して協力してくれる家族や友人に声をかけて仲間を集めましょう。

仲間ができたら、思い描いている活動を共有して、

実現に向けて知恵や意見を出し合っていきましょう。

 

・ボランティア

 居場所活動のお手伝いをボランティアさんにお願いすることもできます。

糸などへボランティアマッチングを依頼することもできます。

ただ、ボランティアさんはあくまで「補助」ということを忘れてはいけません。

「ボランティアさんがいないとできない活動=無理な活動」なので、

ボランティア頼みにせずに、中心メンバーだけで持続できる活動を考えましょう。

 また、ボランティア募集やマッチング依頼をかけても

すぐにボランティアさんが見つかるとは限りません。

 居場所運営者はボランティアさんが楽しく活動できる環境づくり、

対等に風通しよくコミュニケーションが取れる関係づくりも求められます。

 

ボランティアの相談については以下のサイトをご覧ください

 

▼サポートセンター糸ボランティア▼

▼那覇市人材データバンク▼

那覇市の市民活動支援センターはボランティア団体の相談を担っています。

 

▼大学コンソーシアム沖縄▼

子どもと触れ合うボランティアを担いたい大学生のコーディネートを担っています。

⑥サポートセンター糸に〈相談〉に行こう

 

・①~④がある程度固まったら、糸で相談も可能です

 (必ず相談しないといけないわけではありません)

・  電話にて相談予約。担当者が不在の場合も多いので、事前にお問合せください。

・作成した『立ち上げシート』を持参し相談(目安・30分~1時間程度)

 

 

 

 

 

⑦保健所に相談に行こう

 

 那覇市では子どもの居場所開設にあたって「営業許可」は必要ありません。

しかし、食べ物を扱ったり、不特定多数の人が出入りするため、

保健所への事前相談を求めています。

居場所会場における衛生面のリスクや課題を洗い出し、どう対応するかを考えましょう。

また、「食品衛生責任者」の取得も推奨しています。保険加入も大事ですが、

しっかりと勉強し、衛生面の基本を徹底しましょう

 

⑧保険に加入しよう

 

居場所の運営は、子どもたちが安全に安心して過ごすためにも、配慮が非常に重要です。

ボランティア活動中の事故によるケガ等を保障する保険がありますので、独自で探すか、

活動を始める前に糸までご相談ください。

ピクニックなど居場所以外へ行くイベントなども保険の対象かどうか確認しましょう。

社協ではボランティア活動保険や、行事保険に申し込めます。

 

※中心メンバーで(定期的に)少しずつ考えてもらいたい事柄

★[通常活動やイベント時の事故・けがの防止]

子どもたちの遊びや生活の場面からあらかじめ予想される危険は

取り除いておくことが大切です。

準備時間等を利用して、会場内外の点検や整備を行い、

万が一事故や怪我が起きた場合の対応についてもしっかりと考えておくことが必要です。

★[食物アレルギー対応]

アレルギーは、時に命に関わります。アレルギーを持っている子どもには事前に申告してもらう等、アレルギーの有無については必ず確認が必要です。

またアレルギー対応が難しい場合には、対応できないことをチラシに明記する等、事前に周知しておくことも大切です。

★[衛生管理]

 食事を提供する場合は、食中毒等が発生しないよう十分な注意が必要です。

★[災害時の対応]

大雨などの注意報発令時は開催するのか、活動中に地震が来た時にはどこに避難するのか、そもそも保護者と連絡がとれるのか、など災害時の対応も考え、備える必要があります。

 

 

▼[参考]こども食堂あんしん手帖/(一社)全国食支援活動協力会▼

 

 

▼[参考]子どもの居場所の感染症対策ガイドブック

 

 ⑨オープン

​・チラシなどで告知

・友人知人を招待

・会場設営

・提供内容(食事など)の準備

・受付簿の準備

・領収書などの保管ファイル                  受付簿見本(PDF)

今までのステップをもとに、活動してみましょう。

実際活動を行う中で、みえてくるアイ デアがあるはずです。

居場所の協力者や活動に参加している子どもたちの意見もとりいれながら、

さらに素敵な居場所にしていきましょう。

また、居場所に来た子どもたちやボランティアさんなどの受付簿を準備しましょう。

​どなたが来所したかを把握することで次回にどれくらいの人が来るかの予測をしたり

事故などが起きた際に来所者の確認や連絡がとりやすくなります。

終了後に振り返り、頻度や活動内容に無理がないかを確認しましょう。

また、定期的に活動を振り返る機会をつくり、

中心メンバーやボランティアと意見交換するのもおすすめです。

そして開催にあたってかかった物品などの領収書や受付簿などは

しっかりと保管しておきましょう。

今後助成金などを受ける際に活動実績として必要になる場合があります。

​(SNSやHP、ブログなどで活動状況を記録しておくこともおすすめします。)

 

⑩地域に知ってもらおう

※元画像 岡山市社会福祉協議会R4年度子どもの居場所づくりガイドブックより 

地域の方に活動を始めることを周知し、参加者を呼びかけてみましょう。

来てほしい人に 情報が届くように、様々なツールを用いるなどの工夫が必要です。

参加対象者へのお知らせだけではなく、地域全体に周知を図ることで、

地域全体で支える活動として理解や協力が得られることにつながります。

 

□地域の集まりでPRする。 地元のスーパーなや地域の掲示板で案内する

□ホームページやSNSなどネットを活用する

□小学校にチラシを配布してもらう

 

子どもの居場所を新しく立ち上げ、継続していくためには、

地域の人・団体とつながるこ とが必要不可欠です。

つながることでお互いの出来ることを出し合い、助け合いながら、

地域全体が子どもにとっての居場所となるよう活動していきましょう。

 学校関係や子ども会、まち協や民生委員など声をかけやすいところから

声かけをしてみると良いかもしれません。

より多くの子どもたちに居場所を認知してもらえるよう、地域に認めてもらうことも大切です。

 地域をどんどん巻き込んでいくと、つながりの輪が大きくなっていき、

協力してくれる人も増えてきます。積極的に交流しましょう。

 

▼(参考)地域とのつながりづくり編▼

https://www.mow.jp/pdf/kodomoguide_2.pdf

 

⑪なは子どもの居場所ネットワークに加入 ※任意

 那覇市内で活動する子どもの居場所は、趣旨や目的に賛同でき、

衛生面と保険への対応などの一定の条件を満たしていれば、

居場所が加盟する「なは子どもの居場所ネットワーク」に入ることができます。

「子どもは宝」「地域の子を地域で育てよう」と熱い思いを持った居場所運営者とも

出会える機会にもなるので、よかったらご参加ください。

サポートセンター糸が事務局を担っています。

 

[加入時の手続き]

・要綱の確認(趣旨に賛同できるかの確認)

・申込書の記入提出

・居場所の会場や活動内容の確認

 

[加入したら受ける権利がある支援など]

・物資提供の案内や配布

・助成金等の案内

・居場所スタッフ同士の交流・情報交換。居場所に役立つ研修参加

 

 

 

【おまけ】

子どもの居場所について相談したいときは?

那覇市社会福祉協議会「子どもと地域をつなぐサポートセンター糸」では、

子どもの居場所の立ち上げや継続についての支援を行っています。

また、子どもの居場所づくりを運営する団体同士のつながりも大切にし、

情報交換ができる場としてネットワーク交流会や研修会など開催しております。

分からないこと、困ったことがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

もしかすると…のときにはココに相談

活動を楽しみに集まってくる子どもたちの中には、色々な困難を

抱えている子もいるかもしれません。

子ども自身も自分がいま困っている状況にあるのかどうか、

わからないこともあるでしょう。

子どもたちの気になる行動に気づいたら、

まわりの大人たちがしっかり見守ってあげることが大切です。

例えばこんな場面…

・大人の顔色ばかり見る。

・やたらと物を壊す。

・いつも同じ服を着ている。

・スタッフを独り占めする。

・一気に掻き込んで食べる。

・何度もおかわりする。

子どもたちの様子で気になることがあったらなど

何気ない会話や行動に子どもたちの悩みや不安が隠れていることもあります。

もし、悩みや不安があるようなら、まず受け止めてあげてください。

 スタッフ同士で共有し、必要であれば専門機関につなぐことも考えましょう。

●中央児童相談所(こども総合相談所)                                      【電話】(098)886-2900

●那覇市子ども虐待相談                                                       【電話】 098-862-0593
●子どもの養育や家族に関する相談 子育て応援課 子育て支援室 【電話】 098-861-5026

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